CONTENTS
| HOMEABOUT USCONTACTDEALERS LISTNEWSLINK
REGULATOR
SAFE SECOND
CONSOLE GAUGE
AQUA BUZZER−COMBI
AQUA BUZZER
MASK
SNORKEL
FIN
GROVES&BOOTS
BAG
KNIFE
GAUGE
SPEARGUN
FULL-FACE MASK
ACCESSORIES
PROFESSIONAL
Products・・・・・・・・・・製品案内

MADE IN JAPAN〜Manufactured by DIVEWAYS

 

  ダイブウエイズでは1974年の創業より、自社での開発・設計・製造を貫き続け、純国産のダイビング器材をダイバーへ供給し続けています。使用する材料や素材を吟味し、厳選された材料を熟練の技術者の手で組み上げる。この一切の妥協を排除したモノ創りに対する厳しい姿勢が、高いクオリティとパフォーマンスを持った製品を創りだしているのです。
  単に輸入してきた製品を国内で販売するという体制とは異なり、ダイブウエイズではダイバーの「声」を製品に反映させています。これまでにもいただいた多くのご意見やご要望に真剣に耳を傾け、自社での開発・設計・製造を手がけるメーカーならではの技術力を最大限に生かすことで、製品をよりよいものに改善させてきました。今後も、ダイバーからの「声」を製品創りに反映させ、自社製造のフットワークを生かし、ダイバーと共に進化するダイビング器材を創り続けていきます。
   ダイブウエイズの製品は、レジャーダイビングから作業潜水などを行うコマーシャルダイビングまで、様々なダイビングシーンで確固たる評価を得ています。すべてのダイバーのために、最良の素材から最高品質の製品を創りだすことにこだわった、自信を持って提供のできる「Made in Japan」の逸品です。

FAIL SAFE

  FAIL SAFEとは、製造物は構造上(機械的)あるいは使用上(人的)、必ずなんらかのトラブルや故障が生じるものとして、そのトラブルや故障を初期の時点でいち早く感知し、機械的あるいは人的に「安全な対策」を取れるというコンセプトを基本とした設計理念です。つまり、設計段階からあらかじめトラブルや故障が起こるものと想定し、起こってもなお安全を確保できるように対策を立てておくことをFAIL SAFEと呼ぶのです。国内では一般に「多重安全」と解訳されることが多く、複数の安全対策を施すことをFAIL SAFEと呼ぶことが多いのですが、多重安全はFAIL SAFEの単なる一部門にすぎないのです。ダイブウエイズでは、水中という特殊環境下で使われるダイビング器材にこそ、このFAIL SAFEという理念が必要であると考えています。
   車やコンピューター、椅子や机など身の回りのすべてのモノと同様に、ダイビング器材も経年することや使用状況によっていつかはトラブルや故障が生じる可能性を秘めています。ダイビング器材は水中という環境下、しかも塩分を含む海水という、器材にとって劣悪ともいえる状況で使われているのですからなおさらです。器材がなければ我々ダイバーは水中で呼吸することすらできません。言い換えればダイビングは器材に依存する割合がとても高いスポーツといえるでしょう。このような性質をもつダイビングにこそ万が一のためのFAIL SAFEが必要なのです。
   特にダイバーにとって生命線ともいえる呼吸器、レギュレーターに対しては開発・設計の段階から細心の注意を払い、30年にわたり蓄積してきたダイブウエイズの技術力すべてを製品に注ぎ込んでいます。ファーストステージについて例を挙げるならば、高圧用スプリングが破損する可能性はおそらく数百万から数千万分の一(当社の調査では過去に2例のみ)という非常に低いものです。低いながらも破損確率は決して「ゼロ」ではないため、ダイブウエイズではFAIL SAFEのコンセプトに基づきスプリングを2本配置するデュアルスプリングを採用しております。スプリングを2本にすることにより、万が一片方が破損した場合でもエアの供給がストップすることなく、残る一方がその機能を果たしダイバーにエアを供給するのです。破損時には、基本設定圧(10±0.5気圧)の約半分の5気圧がセカンドステージに流れる仕組みになっており、ダイバーは供給圧力の異常(供給圧力を低下させているためダイバーはエアの「渋さ」を感じます)をすぐに感知することができるとともに、水面まで安全に浮上するために必要なエアの供給が保てるように設計されています。ダイブウエイズのすべてのファーストステージには、このデュアルスプリングが採用されています。
  また、セカンドステージにおいてもFAIL SAFEのコンセプトに基づきさまざまな工夫を凝らしています。例えば、中圧スプリングには高圧用スプリングと同様にデュアルスプリングを採用しています。万が一、片方のスプリングが破損しても、残りの片方が稼動しているため、フローするエアを約半分に抑えることができます。これにより、タンク内の急激なエアの流出を抑え安全に浮上できることが可能になります。また、アジャストノブを閉めこむことにより、さらにエアの流出を抑えることが可能な設計になっています。 []・・・・・一般市販品の場合、中圧スプリングが破損したとすると10リットルタンク(現在最も多く普及しているサイズ)が満タンであっても約80秒(1分20秒)でカラになってしまいます。また、中圧スプリングの破損が同じ10リットルタンクに半分のエア(100気圧)が残っていたときに起こった場合は、たったの40秒でタンクのエアはカラになってしまうのです(当社テスト値)。水深20mで中圧スプリングを破損し、フローを起こし激しい泡と衝撃に包まれたダイバー(特にビギナー)が、パニックを起こさずに限られたエアとわずかな時間で落ち着いて無事に水面まで戻ることができるでしょうか?ダイブウエイズ社製品の場合、2本設置している中圧スプリングのどちらか一方が残っていれば、タンクが満タンの場合は一般市販品の約倍の160秒(2分40秒)、タンクに半分のエアが残っている場合でも80秒の時間を得ることができるのです。このためエアーエンボリズムを回避しながら安全に水面まで戻ることのできるだけのエアを獲得できるのです(ただし、ダイブウエイズ社製品でも減圧停止を十分に行えるほどの時間は得られないため、深度や潜水時間の条件によっては減圧症の危険性は残っています)。
  さらに、ダイバーが呼吸するためになくてはならないデマンドレバーは、切断や破損することでエアの供給は完全にストップしてしまうほど重要な役割を果たしています。実際、過去にデマンドレバーの切断による死亡事故も報告されています。ダイブウエイズでは、この大切なデマンドレバーを耐久性に優れたステンレス製の3mm丸棒タイプにしています。これにより、一般市販品に多く使われている平板タイプのデマンドレバーに比べて、約5倍の強度を実現しました。その強度は氷点下でのアイスダイビングでセカンドステージが凍り付いても、クリアボタンを押すことで付着した氷を破壊し、正常に作動させるほどのものです。
  他にも、エアの供給に無くてはならないエキゾーストバルブ(排気弁)も、デマンドレバーと同じく重要な機能を果たしている部品です。一般的にその形状ゆえに軽く考えがちですが、エキゾーストバルブの「引っ掛かり部」の切断によってエキゾーストバルブが脱落し死亡事故が起きたことがあるほど、ダイバーにとって重要な部品なのです。ダイブウエイズでは、オクトパスを含むすべてのエキゾーストバルブに「引っ掛かり部」でホールドする通常の留め方法に加えて、さらに外側から押さえるためのリテーナー(PAT.)を配置しています。リテーナー(PAT.)によってよりしっかりと留めているため、万が一「引っ掛かり部」が切断されてしまってもエキゾーストバルブが脱落することはありません。そして、エキゾーストバルブに異常が発生した場合は、呼吸に差し支えがない程度の水がセカンドケース内に浸入するため、ダイバーは異常を感知することができ、安全な浮上へと行動を移すことができます。
  加えて、ダイバーの呼吸に絶対に必要である重要機能部品であるダイヤフラムの固定方式にも、当然のことながら、FAIL SAFEのコンセプトが生かされています。ダイブウエイズでは、一般の市販製品のようにただ単にダイヤフラムをフェースで固定するだけではなく、より高い安全性を確保するために2重の固定方式を採用しています。ひとつ目の固定方法として、一般的にはセカンド内部の水を排出するためだけに使われるクリアボタンに、ダイヤフラムのロック式固定という役割を持たせました。クリアボタンに本来のパージ機能の他にダイヤフラムの固定というふたつの機能を持たせたのはダイブウエイズだけの斬新なアイデアです。ふたつ目の固定方式として、フェースを固定するためにリングネジを採用していることです。金属製のリングネジに金属製のフェースが組み合わされることで、セカンドケースは非常に強固なものになり衝撃や圧縮などから完全に保護されます。このリングネジ方式は、過去に英国海軍でダイヤフラムが脱落した例(CMAS発表)がありますが、固定方式が一般市販品のような1重方式だったことが原因とされています。ダイブウエイズでは、FAIL SAFEのコンセプトに基づいて上記のように2重の固定方式にしているため、ダイヤフラムの脱落事故は絶対に起こりません。また、クリアボタンとフェースの取り付け方に異常があった場合でも、目視によってその異常が発見できるようになっています。さらに、その形状から、ダイヤフラムの裏返しでの取り付けはありえません。万が一、リングネジが外れるようなことがあっても、クリアボタンのロック機構が働くためにダイヤフラムが脱落しないようになっています。そして、ダイバーは吸気のたびに侵入してくる2〜3滴の海水(排気行程で排出されます)で異常を感知できるようになっています。
  他にも、万が一の際にダイバーの呼吸とは関係なく大量のエアをセカンドステージ内に送り込むことのできる緊急用のエマージェンシーバルブ(PAT.)を取り付けることができます。ファーストステージからの中圧空気を押さえているデマンドゴム弁を、デマンドレバーの作動とは関係なく、強制的に押し開ける構造になっています。ダイブウエイズのエマージェンシーバルブ(PAT.)は、ノブを回すことでエアの供給量を微量から大量まで任意で調整のできる世界初のとても独創的なものです。そのため、器材が凍結してしまうこともあるアイスダイビング時や、デマンドレバーの破損時、排気弁の脱落、あるいはダイヤフラムの亀裂など、いかなるトラブルが発生しようともダイバーが安全に浮上することのできるエアの供給を可能にしています。
  これらの他にも、ダイブウエイズの製品は排気管(エキゾースト)やダストキャップあるいは中圧ホースの取り付けシステム、高圧・中圧ホースカバーの構造、また工具類の選定に至るまでFAIL SAFEのコンセプトに基づいて設計・製作されています。例えば、一般市販品のエキゾーストはプラスチックや硬いゴムをネジでセカンドケースに固定する方式のものが多数を占めています。プラスチックや硬いゴムを使用しているために、ダイビング中にエキゾーストが自身の装備やサンゴなどに接触してしまいセカンド自体が口元から外れてしまう(人的FAIL)というトラブルを経験されたことのあるダイバーは多いのではないでしょうか。ビギナーの場合はパニックに陥り重大なトラブルに繋がる恐れがあるため、ダイブウエイズではエキゾーストを耐久性に優れた非常に柔らかいゴムで作製しこれらのトラブルを未然に防いでいます。また、エキゾーストの固定方式もネジや工具などを一切必要としない独創的な方法(PAT.)を採用し、取付け取外しを容易にしました。これにより排気弁のチェックも非常に簡単になりました。また別の例では、独自の方式を採用した中圧ホースの配管システムにもFAIL SAFEのコンセプトを織り込んでいます。市販品に多く見られるのがレギュレーターを肩の上からまわす(オーバーショルダー)配管システムですが、レギュレーターが口から外れた場合にレギュレーターがタンクの後ろ側に回りこみやすく、リカバリーしにくいという難点があります。特にビギナーの場合はリカバリーしにくいことがパニックに繋がる恐れもあります。ダイブウエイズでは、この潜在的な危険を取り除くために中圧ホースの配管システムを研究しなおし、脇の下を通るホース(アンダーアーム)を開発いたしました。脇の下を通るホースは、オーバーショルダーとは違いセカンドが常に腕の中で確保できるために安全性が大幅に向上しました。また、口元にかかるホースの力も、オーバーショルダーの場合はホースの自在度が2次元なのに比べアンダーアームの場合は3次元になるためダイバーの口元にかかる負担を大幅に軽減しています。ジョイント部分にはスイベル機構を採用することでレギュレーターを咥えている最中に感じるあの「引っ張られ感」がありませんので、入れ歯や差し歯をお使いのダイバーにも最適です。また、ダストキャップも市販品の場合はヒモ部にヨークノブの締付力がかかるためヒモが切断してしまうことが多いものです。ダイブウエイズのダストキャップは締付力が逃げるように(PAT.)設計されているので、ヒモ部が切断されてしまうことはありません。ヨークノブ自体の大きさや形状も必要以上の力で締め付けないように設計製作されています。他にも、ダイビング終了後の水洗いが不完全(人的FAIL)な場合などは海水の表面張力によって器材のスキ間に海水が残ることがあります。そして、その海水がやがて結晶となりサビなどのいろいろなトラブルの原因になります。ダイブウエイズではこのようなトラブルを避けるために、海水の表面張力より大きな力(グラビティー・引力)が残存海水に働き、これが排水されるように設計されています。また、ダイビングのフィールドは国内を始め海外まで広がっているため、現地でのトラブル時に分解・組立が簡単にできるように必要な工具類をできるだけ簡便化しています。ファースト、セカンド共に特殊工具を一切必要とせず、一般に市販されている工具類で十分にメインテナンスが行えるように設計されています。セカンドに至っては、ドライバー1本(最悪の場合はクギ1本)あれば分解・組立が行えます。これにより○リングなど必要最低限の消耗部品さえ用意しておけば、現地での急なハプニング時にもスムーズな対応が可能になっております。
  もちろん、ダイブウエイズでは壊れないダイビング器材を創ることに全力を注いでいます。しかし、それと同時に、あらかじめ器材はトラブルや故障が生じるもの想定し、もしトラブルや故障が生じた場合でも安全が確保できるように設計段階から様々な工夫を凝らしているのです。水中で起こりうる万が一の「もし」を想定し、ダイブウエイズ独自のFAIL SAFE機構を採用し万全の安全性を確保しているのです。さらに、完成までのプロセスを徹底した管理の下で、熟練した技術者の手で行っており、そのいたるところにFAIL SAFEの理念に則った、安全に対する幾重もの配慮を施すことによってのみ得ることができる確かな安心感があるのです。

PATENT(特許)の数々

  ダイブウエイズでは、開発から設計、そして製造までの各段階において様々な特許を取得しています。ユニークな発想が数々の新製品を生み出し、それに伴い多くのパテントを取得してきました。パテントの数々はモノ創りのなかでこんなものがあれば便利になる、あんなものがあれば安全性が高まる、といった試行錯誤の末の副産物といえるでしょう。その数は数十件にも及びます。ダイブウエイズは今後も変わることのない、モノ創りに対する真摯な姿勢でダイビング業界の「Only One」カンパニーを目指していきます。
                                                               ▲ページTOP

Copyright 2004 Diveways Corporation